Radiation -Hp(10)-
距離にもよるけれど、国際線の往復フライトで胸部レントゲン1回分くらいの放射線を浴びます。
宇宙空間では更に強い放射線がガンガン飛び交っています。
それは主に太陽やその他の恒星のエネルギー源である核融合によって発生した放射線に起因しています。
公表されてないみたいだけど、アポロ計画において、
地球からかなり離れた場所へ行った宇宙飛行士は、
満足な死に方をせずにこの世を去った人も多く、
それら人々の病気は放射線被曝によって引き起こされたものであると言われています。
放射線被曝の度合いは、一つのモデルから計算される「線量」という数値で評価され、
年間の被曝線量の上限は法律で定められています。
地球上にも放射線が飛び交っていて、こうして普通に生活しているときも、人間は被曝しています。
人間自身も1秒間に約4000発のベータ線を発しており、進化の過程で放射線被曝に対する耐性を得ました。
しかし、その耐性も被曝の度合いによります。
欧州の客室乗務員の発ガン率を大衆のそれと比較すると、有意に高い事が分かっており、職業被曝によるものか否かの議論が起こっています。
国際線を利用した人の被曝線量を評価するサービスが、放射線医学総合研究所のサイトで利用できます。
 
放医研線量評価(携帯向け)
http://www.nirs.go.jp/research/jiscard/mobile/index.html
 
エネルギーやガン治療に有用な放射線も、一つ間違えれば人命を左右する毒にもなりえます。
これからもうまく付き合ってゆくべきですね。